この旅の第二の目的地、阿蘇に向かいます。
由布院駅から鉄道で豊後中村駅まで行き、そこからブロンプトンで走ります。
豊後中村駅 藁葺き屋根の駅舎
しばらく鉄道写真撮影を楽しみました。
九酔渓 ここで外人さん(欧米か…)に声をかけられました。ブロンプトンに乗っているとのことで、来年日本一周するんだと、やや興奮気味でいろいろ話してくれました。よくここまで登ってきましたねと言われて、ちょっと得意げでしたが、この先が大変でした。
九重"夢"大吊橋 ここでちょっと長めの休憩
いい眺めです。リンク先は動画です。
座り込んで「怖い〜」と叫んでいるおばちゃんも…
昼食は鹿のハンバーガー(鹿ガー) ちょっとクセがありましたが、牛でも豚でもないという感じでした。
ここまでもけっこう大変でしたが、この先はかなり大変でした。ブロンプトンの登りの限界は以前から認識していたつもりでしたが、サイクリングという状況で疲れとともに感じたのは初めてでした。
勾配がきついとフロントが浮きそうになりますが、そこまでいかない斜度でも、疲れてくるとハンドルにしがみつきたくなります。折りたたみ式のハンドルポストが壊れそうで、なるべく力をかけないようにこいでいたので、余計に疲れました。そんな状態が続いて、これ以上がんばってこいでもいいことないなと思って自転車を降りて歩いてしまいました。
途中、分岐する県道だったか、間違った方を進んでしまったら車が通れないようなところに入ってしまい、されに疲れました。
地図を見ながら、このままのペースで行ったら夜になってしまうんじゃないかと思い、途中で輪行できないかと思ったりしました。しかし、鉄道もなく、バスにでも乗るかなんて考えていました。
やっと峠を越えたらしく、下りになりました。かなり急な下りをブレーキをかけながら下りました。キュキュキュキュキュとかなりけたたましい音がして不安になりましたが、出発前にブレーキを交換したので、シューが馴染んでないせいかなと思っていました。
しばらく下っていると、フロントブレーキになにかあたるような感触がありました。停まって見てみると、なんとタイヤのサイドがボッコリ膨らんでいました。よく見るとタイヤのビードの箇所が裂けてしまっているようでした。
ああ…終わったなと思いましたが、とりあえず空気圧を低くして、ゆっくり下りました。
下ったところでバスに乗るかと思いましたが、下ったところはやまなみハイウェイに入るところ。
景色もよくて勾配も緩やか、大らかな感じが懐かしく走りたくなってしまいました。
タイヤをみると悪化している様子もなく、行ってみるかとこぎだしました。
やまなみハイウェイとの分岐。ちょうどバス停があり時刻を確認したりしましたが、そのまま走ることに。
タイヤの不安を抱えながらも雄大な景色の中の走りを楽しみました。
ミルクロード
ついに大観峰に到着。ここから下れば宿のある町です。
久しぶりの阿蘇、大観峰、自転車で来るのは初めて。輪行ですがトラブルがあったこともあり、感激でした。リンク先は動画です。
なんとか宿に到着。トラブル発生の前から遅くなるんじゃないかと思いましたが、着いてみれば時間的には余裕でした。
五岳ホテル。部屋からの景色です。
部屋でタイヤの応急処置。イージーパッチをビードとタイヤの表裏を挟むように貼り付けました。
真ん中の"BAR"のあたり。ちょっとずれてしまったかな…とりあえず収まっていますが…
このタイヤトラブル、タイヤの質が悪いというのもあったと思いますが、小径車の限界でもあったと思います。小さくて回転数の多い車輪でブレーキングでタイヤへの負担が大きかったと思います。
おなかいっぱいです。
このホテル、コインランドリーもあってよかったです。
走行距離は約58km。意外と短かったです。それでもかなり疲れました。
明日はどうするか…
この他の写真を含むすべての写真はFlickr[2015/4/11 由布院から阿蘇へ 鉄道と自転車]にアップしました。
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