【日の出】
4:20頃、日の出を見にでかけました。キャンプ場の上の方に登り白馬山荘とは逆の方へ向かいます。
白馬山荘の方にも人がたくさんいました。おそらくそちらの方がよく見えそうでしたが、そこまで行って戻ってくる気力も無かったので、逆に向かってみたのです。
5時近くになってもなかなか太陽が現れないので、山の向こう側に出てしまったのかと思いましたが、しばらくすると太陽が出てきました。
山の上で見る日の出は初めて。感動的でした。
この登山の間、ソフトバンクの携帯電話はずっと圏外でしたが、なぜかこの日の出を見たところだけはつながりました。しかもバリさんというか五本すべて表示されていました。
テントに戻ってテントを収納します。時間があれば夜露を乾かしてから収納するのですが、早く出発したいので、濡れたまま収納しました。念のため持ってきた30Lの防水スタッフバッグが役に立ちました。
【稜線上を歩く】
頂上宿舎からは稜線上を白馬大池まで歩きます。
まずは白馬山荘。山小屋というにはあまりにも大きすぎる感じです。ここは富山県と長野県の県境でした。あまり考えていなかったので、富山まで来ているなんてびっくりでした。
この日は歩き始めからちっょと辛かったです。こんな状態で大丈夫かと思いましたが、ゆっくりと長く息を吐いて大きく息を吸ってといった感じで呼吸をしていたら力が出てきたようでした。
自転車で坂を上っているときも富士山でも同じようにやっていました。
この後もこんな感じで歩いていきました。
そして白馬岳山頂。
ずっと稜線上を歩きますが、だんだんガレてきて、かなり細く崖のような箇所もいくつかあります。キャンプ用具の入った重いザックを担いだ初心者の私には厳しいです。
しかし、稜線っていうのは気持ちがいい!
小蓮華山頂を超えて歩き続けるとやがて草木の生い茂る道も現れてきます。
そして山の上にしては巨大な湖、白馬大池が見えてきます。地図を見て大きな池だなぁと思いましたが、実際にその大きさを目にしてびっくりしました。
白馬大池山荘で少し休んでから、栂池に向かいます。
白馬大池沿いの大きな石の上を歩きます。歩くというよりは跨ぐといった感じです。やはり重いザックを背負っているので、一つ一つ着実に進みます。
途中で雨がパラパラと降ってきましたが、なんとか雨具を着ないでやり過ごせました。
この先には乗鞍岳頂上があるはずですが、ゴロゴロした石が延々と続くので、これはルートを間違えたかなと思いました。しかし、ゴロゴロの石が続いたまま頂上に到着しました。こんなところだったのかと驚きです。
途中で雪渓を横断しました。今度はアイゼンは無しでしたが、なんとか転ばずに渡れました。雪の上ではストック(トレッキングポール)のゴムは外して、石の上では装着します。
【大きな石にフラフラ…】
この雪渓を横断した後は大きな石(巨石、岩)の上を歩きます。ここまでかなり膝、足首が疲れていたというか弱っていた感じでしたが、ここではそんなことも言ってられず、踏ん張って石の上を渡りました。
大きな石とその間に挟まっている石。中にはグラグラと動くものもあり、落ちないか確認しながら慎重に進みました。やっぱり重い荷物を背負ってこんなところを歩くのは辛いです。
その後は草木が生い茂ってぬかるんだ土と大きな石の道を歩きます。途中で眼下に木道が見えるのですが、なかなか目の前に現れてくれません。もうフラフラという状態がかなり続いた後、やっと木道に出ました。
やがてまた普通の登山道になり、まだかまだかと思いながら歩き続けて、やっと栂池に出ました。
携帯電話が圏外であったため、宿を予約することができず、この日は栂池ヒュッテに泊まりました。狭い部屋に四人相部屋です。こんなに詰め込んで9000円?と思いましたが、食事はよかったです。
また、みんなで話をするのも楽しかったです。山のパトロールをやっている人がいて貴重な話も聞けました。
すべての写真はflickrに。
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