白馬岳登山 2012/8/17-20 二日目(登山初日)
【なんと天気予報は外れて快晴!】
朝起きると窓の外に青空が見えました。そして小屋の外にはこれから大雪渓に向かう人が到着していました。
朝食をすませて私も出発。
すでにけっこうな人が集まっていました。昨日の憂鬱な気持ちで過ごした夜は何だったのか…
道に迷うことも無く他の人たちといっしょに大雪渓に向かいます。しかし、途中から集団が切れてきて一人になってしまいました。途中で道も獣道みたいに細くなってきて不安になってきましたが、大雪渓の手前の山小屋に到着しました。
【目的の大雪渓を歩く】
大雪渓の入り口でアイゼンを装着します。アイゼンは現地でも借りたりできるようですが、私は6本の軽アイゼンを購入して持っていきました。現地で借りれるのはほとんど4本のようです。
雪の上を歩くのはスノーシューでのスノートレッキング以来。しかし大雪渓の雪はかなり固い雪です。それでも初めてのアイゼンではザクザクと楽しく歩けました。
しかし、楽しいと思ったのも最初だけ。けっこう傾斜がきつく感じてきて、止まって休んでは歩いてといった感じで少しずつ前進しました。
終盤、休憩できるところで、そのまま土の上も歩けましたが、せっかくなので最後まで雪渓を歩きました。
【雪解け水最高!】
途中、けっこう疲れてきたので、ちっょと止まっては歩く繰り返しでした。
しばらく一緒に登っていた、わりと老年のツアーの人たちは集団なので、他の人の迷惑になるからとなかなか休ませてもらえないようで、不満の声も漏らしていました。けっこう老年の人たちが多くてびっくりします。
途中で何カ所か水場があって雪解け水が飲めました。疲れた身体には冷たくて最高です。
一番よかったのは岩を流れる水を手ですくって飲んだこと。みんながザックにコップをつけているわけがわかりました。
【頂上宿舎へ】
お花畑を見ながら歩いてしばらくすると村営白馬岳頂上宿舎が見えてきました。今日テントを張るところです。右手には巨大な白馬山荘も見えます。あんな高いところになんだあれは…って感じです。
目的地が見えてからなかなか到着できないのが山なのか、なかなか近づけません。しかも空はゴロゴロ鳴っています。もうちょっとだというとき、雨がパラパラと降ってきました。そして到着というときザーっと降ってきました。間一髪といったところで小屋に逃げ込みました。
到着したのは12:45頃。昼食をとるべき時間でしたがあまり食べる気がせず、コーヒーとのケーキセットを頼みました。疲れていると甘いものが欲しいのか…
しはらく休んでいると雨はやみました。テント場の手続きをしてテント場に向かいます。すでに水場近くの中心エリアは7割くらいテントが埋まっていました。
トイレはかなり臭く男子小便用は目が痛い程。テントの方までは臭ってこないようでしたが…
テントでの食事はインスタント。晴れるとわかっていれば、調理を楽しんだのに…
ストーブはガソリンのものを持っていきました。最初にガソリンが多めに出てしまい、大きな炎を上げてしまいました。雨の日のことも考えるとガスカートリッジの方がいいかと思いました。重量的にも軽そうですし。
【満天の星空!】
19時くらいにはすることがないので寝ることにしました。夜空は曇り。星は見えませんでした。そういえば夕方、ゴロゴロ鳴っていましたし、確かテントの中で一雨きました。しかし、22時くらいにトイレに行ったとき空を見上げたら満天の星空。天の川も見えました。
星を見ながら何枚か写真を撮っていましたが、すこし見えなくなってきたので寝ることにしました。
2:30くらいに寒くて目が覚めました。寝袋はかなり前に買った3シーズン用だったと思います。確か夏の北海道用に買ったもの。かなりへたってきたのか…高度3000m近くなので寒いのはあたりまえか…薄手のフリースも着ていましたが、念のため直前に買った薄手のダウンジャケットを着ました。そしてゴアテックスのシュラフカバー。それでも寒くて…そんなことをやっている間に眠れたのか眠れなかったのか、4時になりました。
ザックにしまったストーブを出してコーヒーを淹れるか、日の出を見に行くか迷いましたが、富士登山で見られなかった日の出を見に行くことにしました。
すべての写真はflickrに。
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