ここ数年、秋に行っていた自転車での岐阜旅行、今年はこの連休に行ってきました。
ちなみにブルベやキャノンボールといった激しいものではなく、宿泊無しのサイクリング的な旅です。
冬にMajorJakeのホイールを軽量化したのはやっぱり岐阜行きが大きな理由でした。
今回のゴールデンウィークは他の予定があったのですが、それが中止になったため、ホイールの効果も試してみたかったので、急遽岐阜まで行くことにしました。
冬になまった身体を鍛えなおすこともできず、軽量化したホイールに助けてもらおうといった感じです。
しかし、連休後半初めの天気はかなり荒れるとの予報。その後は晴れるとのことでした。
序盤がんばれば、晴れてくるかなと思ったのですが、ちょっと考えが浅はかでした。
【出発】
出発は5/3の午前一時過ぎ。予定より40分くらい遅れてしまいました。
夕方から寝だめしようと思いましたが、なかなか寝れず、ちょっと睡眠不足でした。
外は予報どおりかなりの雨降り。
国立の自宅を出て八王子から平塚を通って箱根に向かいます。平塚に近づいてくると風が強くなってきました。
平塚から国道1号線を走ります。風はそれまで追い風でしたが、横風に・・・そして雷が鳴り始めました。
小田原に近づいてくると雨は少しゆるくなってきて、雷も鳴り止みました。
しかし、電光掲示板に「箱根全面通行止め」の文字が・・・
【箱根全面通行止め?】
後で知ったのですが、箱根は連続雨量200mmで通行止めでした。
やっぱり無謀だったか・・・ここで引き返して翌日再スタートする気にもなれなかったため、鉄道で乗り切るか・・・など考えながら走ります。
「湯本から三島まで全面通行止め」との表示でしたが、湯本から先に行く車もいたので、そのまま走りました。
【全身水浸し】
自宅を出てしばらく走るとすぐにレインウェアの中は蒸れてきました。
平塚あたりで、これは蒸れだけでなく、雨水が入ってきてないか?と思いました。
道の駅「箱根峠」の多目的トイレに自転車を入れさせてもらって、着替えをすることにしました。
ちなみに今回はファイントラック フラッドラッシュ スキンメッシュ/パワーメッシュのシャツ、ソックス、インナーグローブを装着していました。タイツは持っていってここで履きました。
フラッドラッシュのおかげでそれほど不快でもありませんでしたが、完璧に上下とも濡れてしまっていました。
上半身はジャケットのベンチレーションを少し開けていたため、そこから雨水が浸入したようで、ゴム手袋の中の軍手まで濡れてしまいましたがパワーメッシュのインナーグローブのため、濡れているのに気がつきませんでした。
下半身は4DMの自転車用パンツを素肌に履いたほうがいいかと思ったのですが、やっぱりスキンメッシュのタイツを履いておくべきでした。レインパンツの中はジャケットがめくれて腰のところから雨が入ってしまったのが、それともお尻から滲みてしまったのか・・・?気になります。
【箱根峠規制解除!】
箱根峠を越えて三島に下るまでは安心できないと思いましたが、道の駅を出て箱根峠に出ると電光掲示板に「通行規制解除」の文字が。ここでやっと安心できました。
【ブレーキシュー完全磨耗!】
雨のためブレーキが効かず、かなり強めに握り締めていたり、水溜りを走って砂利がついていたこともあって、ブレーキシューが異常に磨耗してしまったようです。
リアの一方のシューが完全に磨耗して台座がむき出しになり、新しいリムを少し削ってしまいました。
装着していたカートリッジタイプのシューは交換用のピンがタイヤにあたりそうで、少しずらして装着していたことも原因だったと思います。
ブレーキシューを売っている店が無いかと探しましたが見当たらず、もしかしたら「あさひ」があるのでは?とiPhoneで検索してみると「サイクルベースあさひ沼津店」がありました。
無事、あさひでブレーキシューを交換して出発です。
【やっぱり由比で桜えび】
事前に調べておきましたが、この日は由比の「浜のかきあげや」さんは休み。代わりに「ゆい桜えび館」内の「桜えび茶屋」に行くことにしていました。
由比に着いたのは15時過ぎ。それまでコンビニでちょこちょこ食べていたせいか、運動のせいか、油っぽいものが食べたくない感じでしたが、ぶらぶら店を見ているうちに食べたくなって、結局桜えびのかきあげを買いました。それでも食べられたのは一つ。もう一つはザックに。
【大崩海岸から焼津まで明るいうちに到着】
すでに夕方近くでしたが、大崩海岸に向かう道でようやく晴れてきました。
いつも暗い中走る大崩海岸近辺の海上を通る道路と断崖絶壁の道路ですが、この日は春で日も長かったため、明るいうちに走ることができました。この道も連続雨量100mmで通行止め。雨が続いていたら走れないところでした。
初めて見る断崖絶壁の道からの景色はなかなかいいものでした。
そしてぎりぎり明るいうちに焼津に到着。ここで200kmです。
【カエルが鳴く中ひたすら夜間走行】
静岡を過ぎたあたりから田んぼが多くなってきたのか、カエルの鳴き声がすごかったです。
そんな状態が延々と続きました。思えば今までは秋にしか走っていなかったので、これは初めての体験だったのかもしれません。
【ライトはSupernova E3 Tripleのみ】
ホイールの交換とともに12VのダイナモDYMOTEC S12も導入しました。
しかし通常は軽い回転のこのダイナモも電力を供給し始めると重くなってしまい期待外れでした。
結局負荷の軽い6VLEDライトをE-WERKでつなげました。
今回の夜間走行の区間は前回と同じですが、街灯の無い真っ暗な道路でもハブダイナモとSupernovaのみで十分という感じでした。これはSupernovaを装着した前回、前々回にもわかっていたことですが・・・
【向かい風 眠気との戦い】
夜間走行も最初は快調で昼間の悪天候、ブレーキトラブルでの遅れを取り戻せるかと思いましたが、やはり眠気が襲ってきます。
22:15 マクドナルドの浜岡店で食事と休憩。ちょっと仮眠をとりたいと思いましたが、寝られるような雰囲気ではなく30分くらい目をつぶって休みました。
そして、深夜には風が強くなり向かい風になってしまいました。風が強いとスピードが出ず、そうすると眠気も強くなってきます。
夜が明けて走行距離は300km。岐阜まではあと130kmあります。普段でも130kmはかなりの距離。これまで300km走ってこの眠気。果たして到着は何時か・・・ちょっと不安になってきました。
5:30 眠気がすごくて豊橋の大岩町のマクドナルドで朝食。ここでも仮眠したかったのですが、やはりできず、浜岡店と同じように休憩しました。
休憩後はなんとか目も覚めて快調に走ります。
【また向かい風】
名古屋に入ると再び向かい風。しかもかなりの強風でなかなか進みません。
しかし、荒れた天気のせいか雲と青空がとてもいい感じでした。
【今回はお墓参りでゴール】
なんとか岐阜に入り、ちょっと行き過ぎて笠松競馬場のあたりで道草を食いながら、祖母たちの眠るお墓に着きました。
そしてちょうど従妹から電話があり、お墓にいると言うと、こちらに来るというので、ここで自転車ごと車に乗せてもらうことにしました。
走行距離は434kmでした。
余裕があれば琵琶湖まで行って電車で岐阜まで戻ってこようかとも考えていたのですが、またしても岐阜までで終了。
いろいろありましたが、とりあえずは余裕をもった予定に近いペースでした。
脚の方は太ももの筋肉に痛みを感じることもありましたが、軽くなったホイールのおかげでこれまでよりも楽だったようです。特に箱根の上りでの疲労が少なかったのだと思います。
すべての写真はflickrに。
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