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2009/06 アメリカ・ツーリング

2009.10.05

自転車レーン・日本とアメリカの違い

 アメリカ(L.A.)を自転車で走ってまず感じたのが、自転車が走る場所の違いです。
 事前に欧米では(全ての国や地域ではないと思いますが)自転車は歩道を走ってはいけないということを本やWebなどで見ていたのですが、実際に走ってみて自転車のために設けられたレーンにはびっくりしました。
 自転車用のレーンは、車道の一番端のレーンから一つ内側にあるのです。
 一番端のレーンは駐停車用または右折用です。
 最初はけっこうなスピードで走っている車の中を走っているようで(実際そうですが)、少し怖い感じがしましたが、慣れてくると、けっこう快適だし、むしろ安全だと思うようになりました。
 日本のように車道の端を走っていると駐停車している車が邪魔で、追い越すときには危険が伴います。
 駐停車していた車が動き出すこともあるし、後ろから来る車の危険もあります。
 しかし、アメリカの上記のようなレーンの場合、こういう危険はありません。
 逆に車の一番端のレーンへの移動、そこからの移動による危険はあります。
 それでも車からみても、自転車が急にふくらんできたりすることはないので、危険は少ないと思います。
 日本では、歩道に自転車用のレーンを設けたり、車道の端にレーンがあったりしますが、文化の違いというよりは遅れているという感じがします。
 とはいっても、アメリカの全ての道がこんなに恵まれているわけではありませんが・・・

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 L.A.にて 交差点で自転車レーンから撮影。こんな広い道路の内側、信じられないような眺めです。

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 日本の歩道に設けられた自転車レーン。
 歩行者も歩いてしまいますし、自転車は双方向から走ってきます。

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 アリゾナにて。道路の端はアスファルトが崩れてかなり荒れています。
 ほとんど、白線の上を走っていました。
 道幅が狭く、大きな車両も走ってくるので、怖かったです。
 そうそう、バックミラーはこんな道では特に役に立ちました。

2009.08.18

アリゾナの標高と自転車

 アリゾナツーリングに行く前、自転車でのロングツーリングの経験があまり無かったこともあって、あまり標高を気にしていませんでした。
 坂がどのくらいかは気になっていたので、標高差を調べたこともあったように思うのですが・・・あまり覚えていないのです。なんとかなるだろう程度に考えいたのだと思います。
 そして、L.A.でストーブを購入する際、標高を聞かれて、高いのかなぁ・・・なんて思う始末。
 実際には、グランドキャニオン・サウスリムのグランドビューポイントで2282m。
 低いところでも1600mくらいでした。モニュメントバレー、キャニオン・ディ・シェイなど。
 最初に鉄道でグランドキャニオンに行ったので、一気に2000m以上の高地に行ったわけですが、グランドキャニオンの駅で自転車を組み立ててキャンプ場まで走ったとき、上り下りがあったとはいえ、かなりハァハァ、ドキドキしてしまって、体力低下は自覚していたけど、こんなにひどかったっけ?この先大丈夫なのか?と不安になりました。
 さらに、グランドキャニオンでの初日、二日目くらいまでは軽い頭痛があり、旅の最初であまり自覚したくなかったこともあり、きっと軽い熱射病だろうと思っていました。
 熱射病というのも多少あったのかもしれませんが、今思うと酸素が少なかったからではないかとも思います。
 標高2000mというと、日本ではかなり高めの山でないと体験できない高度。
 そういえば、アリゾナの高地でトレーニングをするスポーツ選手の話はよく聞いていました。
 とはいっても3日目くらいからは慣れたのか、頭痛も無くなり、自転車での走行も楽しめました。
 グランドキャニオンからはずっと下りだと思っていたのですが、なんと終盤のWindowrockの手前で最高高度の2351mを体験することに。
 町に向かうといっても、大陸の中心に行くので、標高が高いこともあるのだと思いました。

 出発前、世界的に新型インフルエンザが問題になっていて、出発前に感染したくなかったため、一週間くらいマスクをしていました。
 帰国後は、もし感染していた場合、他人にうつすとまずいので、また一週間くらいマスクをしていました。
 しかし、帰国後はなぜかマスクをしていると息苦しさを感じたのです。
 きっと、酸素を取り込むため、息を大きく吸い込むような呼吸が身についていたのだと思います。

 それにしても、2000mでも体に影響があるとなると、南米、ペルーの標高4000mくらいってどんなんだろうって思います。

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2009.07.27

アメリカ大陸を自転車で走った気分

 出発前、モニュメントバレーへ向かうまっすぐに延々と下っていく道の写真を見て、これはかなりの下りなのか?そう見えるだけなのか?けっこうな下りだとすると逆方向は延々と続く上りってことか・・・?とか、こんな道を自転車で走るってどんな気分だろう・・・なんて考えたりして、ちょっと不安な気持ちもありました。
 また、帰国後アリゾナの写真を見せると、何も無くて同じ風景が続くところを自転車で走っていて、途方に暮れないかと聞かれたりしました。
 しかし、実際に走ってみると、そんなふうに不安に思ったことはありませんでした。
 二日目の100km超のルートを走っていたとき、体力的にちょっと不安だった100km走行にも自信がもてたのか、同じ風景が延々と続く道を走っているとき、「気持ちいいっ!!自転車最高!!」って叫んでました。(叫ぶってほどでもなかったかな・・・?)
 なぜ、不安な気持ちにならないかというと、それはGPSで走っている道が正しいことを確信していて、走行距離からもあと何キロ走れば目的地に到着するとわかっているからだと思います。
 これは逆に面白さを阻害しているような気もしますが、安心して楽しめるのだからいいかなんて思ったりします。
 あと、水と非常食(補給食)を持っていたことも安心して走れた理由の一つです。行く先に店があるかわかりませんから。
 ちなみに、砂漠の中のオアシスのような存在のガソリンスタンドのショップですが、私が水や食料を購入して出た後、なぜか店が閉められてしまい、これから店に入ろうとしていた人たちが文句を言っていたということがありました。
 あらかじめガソリンスタンドを確認しておいても、こんなこともあるかもしれません。

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 モニュメントバレーへ向かう道。
 実際に走ってみると、それほどきつい勾配ではありませんでした。
 このあたりに限らず、全体的にアップダウンがけっこうあるという印象でした。

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 単純なルートとはいえ、GPSはあると便利だし安心できます。
 また、ログデータ(軌跡)をあとで確認するという楽しみ方もあります。

2009.07.20

飛行機での輪行について

 アリゾナツーリングの際、飛行機での荷物について気になっていたこと、その結果を書いてみます。
【自転車】
 今回持っていった自転車は、バイクフライデー/ポケットラマ(BIKE FRIDAY/Pocket Llama 20インチの折りたたみ自転車)です。
 バイクフライデーはスーツケースにも入るのですが、現地での扱いを考えると却下となりました。
 ちなみに、専用のスーツケースは、トレーラーのように中に荷物を詰めて自転車で牽くことができます。
 道が広ければいいのですが、今回走った道路においては、ほとんど側道、路肩が無い箇所もあったので、難しいと思いました。
 自転車をダンボールで梱包する人が多いようですが、現地での調達に自信がなかったこともあって、バイクフライデー専用の厚めの生地の輪行袋に詰めることにしました。
 空港での扱いの対策として、輪行袋に「Bicycle Please Handle with care!!」と白いペンで大きく書きました。
 また、不安な部位にウレタンパッドや段ポールでガードをしました。下のほうに写真を載せています。
 その他、よく言われるのが空気を抜いておくこと。
 これは、迷信という意見もあるようですが、念のため軽く指でつまんで凹むくらいまで抜いておきました。
 成田では「タイヤの空気抜きましたか」と聞かれたので、抜いておいたほうが無難と思います。
 また、重量オーバーになるので、追加料金をとられます。確か一万円程度だったと思います。
 しかし、帰国時はなにも言われませんでした。
【キャンプ用のバーナーについて】
 燃料を持ち込めないことは明らかなのですが、バーナー本体は預け入れ可能なのかがわかりませんでした。
 ネットで検索してみても、国内便で大丈夫だとかだめだとか・・・
 念のため、現地で購入することにしました。
 持っているのはガソリンストーブだったので、L.A.でガスストーブを購入しました。
 帰国時は、ガスカートリッジはホテルで処分してもらって、ストーブ本体は預け入れ荷物に入れたところ、何も言われませんでした。
 実際のところどういう扱いなのか、よくわからないままです。空港による違いもあるかもしれません。
 参考:成田国際空港セキュリティーガイド
【その他】
 液体の機内持ち込みについて制限(上記リンク参考)がありますが、レトルト食品をザックに入れていたところ、これも液体扱いとのことで、没収されてしまいました。

【バイクフライデーの保護】
 大きなダブルケージペダルはリアキャリアにくくりつけました。中で動くと傷がつくので、別のバッグに入れるか、固定する必要があります。
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 折りたたみのシートポスト部、チェーンリングは不安なところ。チェーンリングにはガードをつけていますが、やっぱり気になります。
 ウレタンパッドの取り付けには取り外し可能な大きめのタイラップが便利です。
 ウレタンパッドは輪行用のフレームカバー。薄くてちょっと心許ないですが、折りたたんで厚くして巻きました。
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 ヘッドのハンドルポスト取り付け部。チューブがつぶれないか心配でした。
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 一番心配だったのが、リアフレームのメインフレームとの結合部。
 ラップの厚め芯を切ってはめ込みました。
 また、追加のベルトで、この部分が地面に設置しないよう、リアキャリアで立つように折りたたみ状態を維持しました。
 預けた後の取扱いについては効果が無いと思いますが、自分で運ぶときには効果があると思います。
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 バックミラーは100円ショップで購入したウレタンケースにダンボールを入れてガードしました。
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2009.07.19

海外ツーリング 持ち物

持ち物一覧です。
二週間の自転車での海外ツーリングですが、参考まで。

【キャンプ関連】
・携帯用浄水器 super delios(非常用)
・折りたたみチェア 未使用だが必須?
・テント
・サーマレスト マット
・シュラフ(寝袋) 3シーズン用?確か夏の北海道キャンプツーリングのために購入したもの。
・シュラフカバー(ゴアテックス 寒さ対策も兼ねて) 未使用
・グラウンドカバー
・MSRガスストーブ 現地購入(L.A.)
・コッヘル
・フライパン
・さいばし
・スプーン フォーク
・調味料(塩 ブラックペッパー バジル)
・スパゲッティ(半分に折って 200g)
・レトルトスパゲッティソース(100g超の液体のため空港で没収)
・オリーブオイル
・コーヒー
・コーヒードリッパー
・バッテリーランタン LED (ブラックダイヤモンド アポロ)
・テント用の小さな南京錠
【衣服等】
・薄手のフリース テントで就寝時着用
・着替え(4日分くらい? 長袖Tシャツをもっと持って行けばよかったかな。)
・アウトドアパンツ(毎日着用。中厚手。暑かった。薄手の膝下が外れるものか、モンベルのフリーライドパンツにすればよかった。)
・テント、就寝時用のパンツ。(スラックス。FoxFire製。やわらかくて速乾性のもの。帰国時にも着用。)
・雨具
・スパッツ
・トレッキングブーツ(ゴアテックス 毎日使用)
・サンダル 現地購入(使いやすいものを持っていけばよかった)
・帽子 現地購入(アウトドア用のコンパクトなものをもっていけばよかった)
・ウエストベルト(腰痛対策) 未使用
【洗顔、シャワー用品等】
・速乾性のタオル
・ハンカチ
・ティッシュ
・歯磨きセット
・デオドラント・ボディ・ペーパー(キャンプでシャワーが無いときのため)
・除菌アルコールジェル
・日焼け止め
・リップクリーム(乾燥したアリゾナでは必需品でした。スティックは暑さのためやわらかくなるので、簡単に折れてしまいます。少しだけ出して塗っていました。)
・シャンプー
・ボディシャンプー
・スポンジタオル(コンパクトですぐに乾くので便利です。)
・日焼け止め
・爪切り
・綿棒
【薬等】
・ハイシーL(効果絶大!!)
・アイボン 未使用 強い日差し、砂塵があるため必要?
・整腸剤(下痢)
・マスク(新型インフルエンザ対策)
・軟膏等(持って行きませんでしたが、お尻の痛みにいいものがあれば・・・)
【自転車用品等】
・レスプロ・マスク 未使用
・ヘルメット
・グラブ
・スポーツグラス(調光レンズ)(かなりまぶしいのでサングラスは必須?)
・タイヤ × 2 (折りたたみ。使用しているタイヤに不安があったため、念のため持って行きました。) 未使用
・タイヤチューブ × 2 未使用
・リムテープ 未使用
・パンク修理セット(パッチ、ゴムのり、タイヤレバー、紙やすり) 未使用
・空気入れ(ポンプ) ×2(万が一壊れたときのために小型のものを2つ) 空気補充に使用
・ブレーキワイヤー 未使用
・シフトワイヤー 未使用
・タイラップ(長、短、再利用可能タイプなど数種。)
・チェーンオイル 忘れた!!
・汎用ベルト(Dリングのついたベルト。バッグが壊れたときなどのため。) 未使用
・ベルクロベルト(短めのもの。ウエストバッグをハンドルに取り付け。輪行時のフレーム固定。)
・ゴムバンド(リアキャリアに荷物をくくりつけるため。)
・輪行用のフレームカバー(フレームに巻くのではなく、気になる部位(先端等)をガードするのに使用。)
・ワイヤーロック 細いものと太いもの
・携帯工具(マルチツール)
・LEATHERMAN(レザーマンツール) なにかに使ったような・・・
・バイスグリップ(ブレーキ/シフトワイヤーの切断に最適と思って小型のものを購入したのですが、荷物削減のため、今回はパス。)
・ボルト&ナット(キャリア、サイドバッグ用の予備に数種。)
・針金 未使用
・ナルゲン ボトル 1L × 2
・キャメルボトル 750ml + ハンズフリー アダプター(ドリンキング・チューブ) = ハイドレーション・システム(必須)
・ハンディ鉄ノコ(持って行きませんでしたが、ワイヤーロックが壊れたとき、切断するのに持っていったほうがいいかも。
【バッグ等】
・ORTLIEB BACK-ROLLER リヤサイドバッグ
・COURSE防水バッグ 61L? 飛行機、鉄道で移動時にサイドバッグを入れて一つにするため。100Lくらいのものがあれば、フロントのサイドバッグも入れられる? 走行時にはあふれた荷物を収容してリアキャリアに積載。
・バックパック(ザック)28L
・ウエストバッグ(小型のもの。財布、カメラ、携帯電話を入れる。)
・ウエストバッグ(フロントバッグの代わり。ハンドルに装着。ゆれるので、リクセンカウルのものにすればよかったかな。)
・輪行袋(バイクフライデー専用 厚手のもの。)
【その他】
・地図
・GPS(Garmin eTrex VistaHCx-J + City Navigator North America NT + TOPO U.S. 100K)
・PDA(SHARP Zaurus) 無線LAN 有線LAN カード(ホテルで使用可能なところも有り)
・充電池、充電器 エネループ
・携帯電話
・カメラ
・時計 ×2
・国際免許証 未使用
・キャッシュカード
・現金
・AQUAPACK キャンプ場のシャワー中に貴重品を身近において置くため。未使用。
・ガムテープ(少しだけ巻いて。いろいろな補修用。) 輪行時の段ポール等のガード取り付けに使用。

ロングライドについて 3.水分補給など

【水分補給】
 水分の補給はキャメルバックボトルにハンズフリー アダプターを取り付けたハイドーレーション・システムを使いました。
 キャメルバックのリザーバーような本格的なもののほうがいいかもしれませんが、この組み合わせは手軽で、自転車に乗らないときには、通常のキャメルボトルとして使えるので、気に入っています。
 ハイドレーション・システムは必須と考えたほうがいいと思います。特に夏のロングライドにおいては。
 走りながら、少しずつ水分補給できるところがいいのですが、停まってボトルから飲む場合には、ついつい我慢してしまい、気がつかないうちに脱水症状に近い状況になってしまうこともあると思います。
 難点はボトルの中を冷やしても、チューブ(ホース)の中の飲料水が温まってしまい、これを飲みきらないと冷たいものが飲めない点です。
 冷たいものは飲まないほうがいいという意見もあるかもしれませんが、チューブの長さを必要最小限にして、チューブに断熱材をつければ、ぬるい部分を少なくできるでしょう。
 一日に持っていった水の量ですが、約3リットルです。
 飲料用に2リットル。 非常時のキャンプ用に1リットルといった感じです。
 ボトルはキャメルバックボトル750mlとナルゲンの1Lを2つ持っていきました。
 飲料水としては、実際には途中でGSのショップでオレンジジュースなどを補給していました。(500mL~1000mLくらい?けっこうガブ飲みしてました。)
 このため、手持ちの2リットルを飲み干すことはありませんでしたが、このようなショップがあるとは限らないので、多めに持っていったほうがいいと思います。
 一度、ほとんどの店に置いていたゲータレードをボトルに入れた時がありましたが、なぜか頻繁にトイレに行きたくなってしまいました。
 たまたま、その日は温度が低くて水分が出にくかったのか、それともゲータレードの特性なのかよくわかりません。
 日本では最近、アサヒのスポベジをよく飲んでいて、このときはそんなこともないのですが・・・
 このため、その後、飲料水はミネラルウォーターに戻しました。
【氷・ロックアイス】
 これはアメリカ特有の話になると思いますが、氷が欲しいとき、出発前にホテルのアイスベンダーの氷をナルゲンのボトルに詰めたり、ガソリンスタンドのショップにあるソフトドリンクサーバーで、一番大きなカップ(恐ろしくデカイ)に氷をいっぱいに詰めて買ったりしました。
 たいていの店でロックアイスを売っているのですが、ちょっと袋が大きすぎて買う気になれませんでした。
【ハイシーL】
 水分の他に効果があると思ったのが、ハイシーL。
 実際に疲労回復効果があるのかはわかりませんが、そのすっぱさから、走りながらなめているだけで、疲労が回復した気分になります。
 実は今回、少ししか持って行かなかったので、現地ですっぱいキャンディを買ってなめていました。もっともってくればよかったと後悔しました。
 必須といってもいいほど効果があります。

ロングライドについて 2.走行

 次に実際の走行について。
【ペダリング】
 ペダルはギアを軽めにしてクルクルと淡々とまわす感じで。クルクルまわすというのは、360°全体的に力を入れてまわす感じです。
 ペダルを引き上げることを考えると、本格的にはビンディングペダルを使うのがいいと思いますが、私は一般的なトレッキングブーツとグリップのいいペダルを使っています。
 バイクフライデーにつけている着脱式のダブルケージのペダルはグリップがよく、今回の旅での走行を助けてくれたと思います。
 たまには脚を下に踏み下ろすようにしたり、前に蹴りだすようにしたりと漕ぐ感じを変えてみましたが、基本はクルクルまわす感じです。
 そのためか、体に変な力が入らず、終始きれいなフォームで走っていたように思います。
 終始同じペース、負荷で走るのがいいと実感したのは、もうちょっとで目的地に到着するといったときに、雨がパラパラと降ってきたときのこと。
 あせって急いでペースを乱してしまい、急に疲れてしまいました。
【尻の痛み】
 走っていて辛かったことは、脚の疲れよりも尻の痛みです。
 最初の4日くらいは気にならなかったのですが、その後、50kmくらい走ったところで痛くなってきて、疲れよりもこの痛みのために休憩をとる感じでした。
 けっこう気に入っているサドルですが、サドルを変えることによって変わってくるのか今後の課題です。
 とはいっても、300km以上走った後のことだったので、これを繰り返してサドルを選ぶのは、サラリーマンにとっては難しいです。
 脚の疲れについては、終盤、かなり疲れがありましたが、惰性でクルクルと漕いで行けるような感じでした。
 終盤の上りのコースでは、前日、この脚で大丈夫かとも思いましたが、実際に走ってみると、なんかクルクルと漕いでいるといった感じです。
【坂について】
 上り坂では、ギアを一つずつ軽くしながら、平地での勢いを利用して同じ負荷で行けるところまで行きます。
 そして、自分で決めた使ってもいい一番軽いギアになったら、後はゆっくりクルクルと頂点を目指す感じで走りました。
 バイクフライデーは旅の前にリアを8段から9段変速に変えておいたので、このような走りがスムーズにできて、その効果を実感しました。
 8段のときは、急にガクンと変わるところがあって走りにくかったのです。
 下り坂では、大きな荷物と疲労から転倒時のダメージもかなり大きくなると考えて、通常よりもスピードは控えめにしました。
 アリゾナで走った道の坂はそれほど急なものではありませんでしたが、想像していたよりもアップダウンが多いという印象でした。
 また、上りなのか下りなのか平地なのか、よくわからないときがけっこうありました。
 平地に見えるのにスピードが出なかったり、上りじゃないかと思ってもけっこうスピードがでたり、疲労とは関係なく、こう感じる箇所がけっこうありました。
 このような長い上り勾配のときに心がけていたことは、そのスピードに慣らされないように、スピードを出せるところでは出すということでした。
【パンクは避けられるか?】
 今回の旅で幸い、パンクはありませんでした。
 実際に効果があったかわかりませんが、パンクしないような走り方を心がけていました。
 パンクをすると、時間的なロスだけでなく、炎天下で大きな荷物を外して作業する必要があり、体力的にも厳しいものがあります。
 今回、830kmの道程の中で路肩には小石やガラスの破片、ボルト、釘などが落ちている箇所がけっこうありました。
 これらを踏めばパンクする確立が高いわけですが、路面ばかり見て走るわけにもいきません。
 しかし、このようなものが落ちている箇所はだいたい見ればわかるので、そのようなところだけ気をつけて走れば、それだけでもパンクはけっこう避けられるのではないかと思います。
【バックミラー】
 私は普段からバックミラーをつけて走っていますが、今回のツーリングでもこれは効果的でした。
 L.A.での市街地走行の他、アリゾナでの走行においても、つけていてよかったと思いました。
 後方からくる車や大型トラックは音でもわかるのですが、バックミラーで確認できるとかなり楽です。
 自転車が走るスペースが少ないところでは大きな荷物を積んでいることもあって、後ろを振り返るとハンドルがぶれたりして、ちょっと危険でもあります。
 このため、ハンドルがぶれないように確認するのはちょっとした疲労を伴うのです。
 アメリカでは右側通行なので、バックミラーは左側につけます。
 ブッシュ&ミラー社のバックミラーをつけていますが、短いステーのものはハンドルの下側につけると、腕で視界が遮られること無くよく見えます。
 停車時に膝があたったりすると向きがずれてしまうのが、難点です。

ロングライドについて 1.計画

 ここのところ、夏休み前のためか、ロングライドを特集した自転車雑誌が多いです。
 私はロングライドの経験は少ないですが、アメリカツーリングでけっこううまく走れたように思うので、記憶の新しいうちに書きとめておこうと思います。
 ちなみに今回の旅では、20インチの小径車にキャンプ用品等を積載した状態での走行でした。

【ルート・計画について】
 一日の走行距離ですが、最悪時速10kmと仮定して一日の走行時間を10時間で100kmと考えました。
 昼休み、パンクなどのトラブルを考えてもなんとか20時くらいには宿につけるだろうと考えました。
 時速10kmというのは、強風やきつい上り坂を想定してのこと。
 実際は20km/hくらいで走行。軽い向かい風や上りでは15km/h弱くらい。激坂では6,7km/hくらいです。途中でのちょっとした休みを考えたら、最悪10km/hはいい線だと思います。
 とはいっても、実際のルートでは120kmくらいのルートをとらざるをえなかったりしました。
 距離だけでなく、ルートの高低差も事前に確認しておく必要があります。
 今回のルートで、街に出るので下りだろうと思っていたところ、前日になんとなくGPSを見ていたら、今までの最高高度を通ることがわかって愕然としました。
 ルートを決めるには、地図を見て検討するわけですが、詳細な距離を確認するには、Google maps(Google マップ)を使いました。ルート・乗換案内で距離を表示できます。
 最終的にはGPSの地図ソフト(MapSource)を使って、ルートやウェイポイントを登録しました。

2009.07.18

アリゾナツーリング・パノラマ写真

 アリゾナツーリングの大きな写真にパノラマ写真を追加しました。
 合成したものなので、ちょっと地平線がずれていたりしますが、特にグランドキャニオンは見た目に近づいた感じです。
 是非全画面で見てください。こちらからどうぞ
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2009.07.05

2009/06 アリゾナ自転車ツーリング

 目次です。

 1.ロサンゼルス国際空港からユニオン駅
 2.グランドキャニオン鉄道
 3.グランドキャニオン
 4.グランドキャニオン日の出
 5.グランドキャニオン ハーミッツレスト
 6.グランドキャニオン デザートビューに向かって
 7.グランドキャニオン デザートビュー
 8.Tuba Cityへ
 9.Kayentaへ
10.モニュメントバレー
11.モニュメントバレー・ジープツアー
12.モニュメントバレー・二日目
13.Chinle(チンリ)へ
14.キャニオン・ディ・シェイ国定公園(Canyon de Chelly National Monumente)
15.ChinleからWindow Rockへ
16.Window Rock から Gallupへ
17.ロサンゼルス

パノラマ写真
ロングライドについて 1.計画
ロングライドについて 2.走行
ロングライドについて 3.水分補給など
海外ツーリング 持ち物
飛行機での輪行について
アメリカ大陸を自転車で走った気分

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R0014500

R0014969

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